2022年11月27日
2022年度第4回親子お遍路ウォーキングのご報告
2022年11月26日(土)に第4回親子お遍路ウォーキングを開催しました。
今回は親子11組とスタッフの総勢44名で、JR坂出駅をスタートし、79番天皇寺を経て、81番白峯寺まで歩きました。
天皇寺からは西行法師の道を道を通り、白峯寺へ行きます。初チャレンジのコースです。
簡単に当日の様子を紹介させていただきます。
9時 受付の後、出発式。
注意事項、スタッフ紹介の後、ガイドの大先達福田さんから本日のルート説明。
今回は札所だけでなく、崇徳上皇ゆかりの地も巡ります。
ラジオ体操でしっかり身体をほぐして

「やるぞー」のポーズで記念撮影をして、いってきます!

天皇寺に向かう途中に八十場の霊泉があります。
八十場名物ところてんの清水屋が有名ですね。夏には涼を求め多くの人が訪れます。
ここに来ると風や空気が冷たくて、神秘的な雰囲気があります。
福田さんが手作りのパネルで崇徳上皇の話を分かりやすく解説。

保元の乱で讃岐配流となった悲運の帝・崇徳上皇は坂出市内で9年間滞在し、崩御後に白峯御陵に葬られました。
荼毘に付すための勅許を得る間、霊泉に崇徳上皇の御遺骸を浸したと言い伝えられています。

坂出に伝わる悪魚退治伝説
昔々、讃留霊(さるれ)王が瀬戸内海を荒らす悪魚を退治しましたが、その毒気に全員が昏倒していたところに神童が現れ、
水を飲ませて正気に返らせたといわれています。その時に飲ませたのが、この八十場の霊泉だったとか。

また湧き水は地元の方の生活を助け、旅途中のお遍路さんを癒してきた水でもあります。

10時20分頃 天皇寺へ到着。参道の奥は崇徳上皇の霊を慰めるために建てられた白峰宮があります。

三輪鳥居
鳥居の両脇に鳥居を持つ全国的にも珍しい造りの鳥居です。
両部神道を根本とする三輪神道を象徴するため、「 ∞ 」 の字を書くようにくぐるといいとか。

天皇寺を出てからは、11月におもてなしステーションに加入していただいた「お遍路処 八十八亭」で休憩です。
きれいなお手洗いとドリンクで休憩させていただきました。
お送りしたポスターを手作りの看板に貼ってお遍路さんに目立つようにしてくれていました。
ありがとうございます!

みなさまもお近くを通られた際はぜひお立ち寄りください!
道中の道標も確認しながら、綾川沿いを歩いて雲井御所跡へ向かいます。

雲井御所跡では北山理事から解説がありました。
崇徳上皇は讃岐に来て木ノ丸殿に移られるまで、国府の目代である綾高遠の館を修繕して約3年間を過ごされました。
都を懐かしく思って読んだ歌「ここもまたあらぬ雲井となりにけり 空行く月の影にまかせて」から雲井御所と名付けられたそうです。
望郷の念はいかばかりであったか...。

雲井御所跡からお昼休憩の高家神社へ移動。
この写真の石は、崇徳上皇の遺体を白峯山まで運ぶ途中、いったん棺を休めていたところ、棺を置いた石の上に血がしたたり落ちたと伝えられています。その事から高家神社は,別名「血の宮」と呼ばれています。

境内をお借りしてお弁当タイム!昼食の後はお接待体験です。
今回のお接待はお団子、ドリンク、和三盆、お菓子などを用意しました。
お団子が好評でした!



代表の子供からお接待スタッフへのお礼。
「お接待ありがとうございました。団子おいしかったです。これから頑張って階段をのぼります!」

「今日は僕がお礼を言いたい」と立候補してくれました。みんなの前で話すのは緊張したけど頑張ったとのこと。
恥ずかしがり屋さんだったのに、2年間会う度に成長してるなぁと嬉しくなった出来事でした。
お接待にご協力いただいた会員のみなさま、大西理事の奥様、尾崎理事の奥様、岩澤理事ありがとうございました。
休憩後はゴールの白峯寺目指して西行法師の道へ。


道沿いには西行法師や崇徳上皇の歌を刻んだ88基の歌碑と石灯籠93基があります。
長い階段でも子供達は数を数えながら軽快に登っています。若いって素晴らしい!
14時 白峯寺へ到着!鮮やかな紅葉が出迎えてくれました。

午前中は曇り空でしたが、午後からは快晴になったので、色鮮やかな葉が光を受けてさらに美しさを増しました。

福田さんから般若心経についての説明も。

参拝後の記念撮影

北山理事から天皇陵の話や上皇のみ霊をお慰めしたという相模坊天狗の解説を聞きました。
像の前で同じポーズ。可愛い子供天狗です。

解散式では、子供達の感想発表と今年度の皆勤賞の授与がありました。
「階段が大変だった」「血の宮の石の話が印象深かった」「お団子が美味しかった」などそれぞれに感想を話してくれました。
保護者のみなさまからもイベントの感想をいただきました。スタッフ一同励みとなります。ありがとうございます。
最後は北山理事から江戸時代の貴重な本や納経帳を見せていただきました。
今回はお遍路だけでなく、崇徳上皇にも想いを寄せて学ぶことが多かった回でした。

これで今年度の親子お遍路ウォーキングイベントは無事に終了です。
今回初めましての方も、何度も参加いただいている方もご参加ありがとうございました。
この出会い、ご縁に感謝の気持ちでいっぱいです。
また道中見守りいただいたスタッフのみなさま、お接待で支えて下さったスタッフのみなさまも
ありがとうございました。
このイベントがお遍路の歴史、人の優しさ、おもてなしの心を知る、また、親子の絆を深めるきっかけとなれば幸いです。
来年度は9月頃から国分寺などの東讃を参拝する予定です。
みなさままたお会いしましょう!ご覧いただきましてありがとうございました。
今回は親子11組とスタッフの総勢44名で、JR坂出駅をスタートし、79番天皇寺を経て、81番白峯寺まで歩きました。
天皇寺からは西行法師の道を道を通り、白峯寺へ行きます。初チャレンジのコースです。
簡単に当日の様子を紹介させていただきます。
9時 受付の後、出発式。
注意事項、スタッフ紹介の後、ガイドの大先達福田さんから本日のルート説明。
今回は札所だけでなく、崇徳上皇ゆかりの地も巡ります。
ラジオ体操でしっかり身体をほぐして

「やるぞー」のポーズで記念撮影をして、いってきます!

天皇寺に向かう途中に八十場の霊泉があります。
八十場名物ところてんの清水屋が有名ですね。夏には涼を求め多くの人が訪れます。
ここに来ると風や空気が冷たくて、神秘的な雰囲気があります。
福田さんが手作りのパネルで崇徳上皇の話を分かりやすく解説。

保元の乱で讃岐配流となった悲運の帝・崇徳上皇は坂出市内で9年間滞在し、崩御後に白峯御陵に葬られました。
荼毘に付すための勅許を得る間、霊泉に崇徳上皇の御遺骸を浸したと言い伝えられています。

坂出に伝わる悪魚退治伝説
昔々、讃留霊(さるれ)王が瀬戸内海を荒らす悪魚を退治しましたが、その毒気に全員が昏倒していたところに神童が現れ、
水を飲ませて正気に返らせたといわれています。その時に飲ませたのが、この八十場の霊泉だったとか。

また湧き水は地元の方の生活を助け、旅途中のお遍路さんを癒してきた水でもあります。

10時20分頃 天皇寺へ到着。参道の奥は崇徳上皇の霊を慰めるために建てられた白峰宮があります。

三輪鳥居
鳥居の両脇に鳥居を持つ全国的にも珍しい造りの鳥居です。
両部神道を根本とする三輪神道を象徴するため、「 ∞ 」 の字を書くようにくぐるといいとか。

天皇寺を出てからは、11月におもてなしステーションに加入していただいた「お遍路処 八十八亭」で休憩です。
きれいなお手洗いとドリンクで休憩させていただきました。
お送りしたポスターを手作りの看板に貼ってお遍路さんに目立つようにしてくれていました。
ありがとうございます!

みなさまもお近くを通られた際はぜひお立ち寄りください!
道中の道標も確認しながら、綾川沿いを歩いて雲井御所跡へ向かいます。

雲井御所跡では北山理事から解説がありました。
崇徳上皇は讃岐に来て木ノ丸殿に移られるまで、国府の目代である綾高遠の館を修繕して約3年間を過ごされました。
都を懐かしく思って読んだ歌「ここもまたあらぬ雲井となりにけり 空行く月の影にまかせて」から雲井御所と名付けられたそうです。
望郷の念はいかばかりであったか...。

雲井御所跡からお昼休憩の高家神社へ移動。
この写真の石は、崇徳上皇の遺体を白峯山まで運ぶ途中、いったん棺を休めていたところ、棺を置いた石の上に血がしたたり落ちたと伝えられています。その事から高家神社は,別名「血の宮」と呼ばれています。

境内をお借りしてお弁当タイム!昼食の後はお接待体験です。
今回のお接待はお団子、ドリンク、和三盆、お菓子などを用意しました。
お団子が好評でした!



代表の子供からお接待スタッフへのお礼。
「お接待ありがとうございました。団子おいしかったです。これから頑張って階段をのぼります!」

「今日は僕がお礼を言いたい」と立候補してくれました。みんなの前で話すのは緊張したけど頑張ったとのこと。
恥ずかしがり屋さんだったのに、2年間会う度に成長してるなぁと嬉しくなった出来事でした。
お接待にご協力いただいた会員のみなさま、大西理事の奥様、尾崎理事の奥様、岩澤理事ありがとうございました。
休憩後はゴールの白峯寺目指して西行法師の道へ。


道沿いには西行法師や崇徳上皇の歌を刻んだ88基の歌碑と石灯籠93基があります。
長い階段でも子供達は数を数えながら軽快に登っています。若いって素晴らしい!
14時 白峯寺へ到着!鮮やかな紅葉が出迎えてくれました。

午前中は曇り空でしたが、午後からは快晴になったので、色鮮やかな葉が光を受けてさらに美しさを増しました。

福田さんから般若心経についての説明も。

参拝後の記念撮影

北山理事から天皇陵の話や上皇のみ霊をお慰めしたという相模坊天狗の解説を聞きました。
像の前で同じポーズ。可愛い子供天狗です。

解散式では、子供達の感想発表と今年度の皆勤賞の授与がありました。
「階段が大変だった」「血の宮の石の話が印象深かった」「お団子が美味しかった」などそれぞれに感想を話してくれました。
保護者のみなさまからもイベントの感想をいただきました。スタッフ一同励みとなります。ありがとうございます。
最後は北山理事から江戸時代の貴重な本や納経帳を見せていただきました。
今回はお遍路だけでなく、崇徳上皇にも想いを寄せて学ぶことが多かった回でした。

これで今年度の親子お遍路ウォーキングイベントは無事に終了です。
今回初めましての方も、何度も参加いただいている方もご参加ありがとうございました。
この出会い、ご縁に感謝の気持ちでいっぱいです。
また道中見守りいただいたスタッフのみなさま、お接待で支えて下さったスタッフのみなさまも
ありがとうございました。
このイベントがお遍路の歴史、人の優しさ、おもてなしの心を知る、また、親子の絆を深めるきっかけとなれば幸いです。
来年度は9月頃から国分寺などの東讃を参拝する予定です。
みなさままたお会いしましょう!ご覧いただきましてありがとうございました。
Posted by 遍路とおもてなし at
12:21
│親子お遍路ウォーキング
2022年11月25日
石柱設置のご報告
2022年11月24日(木)に高松商工会議所女性会ご寄付、飯田桃園さん土地提供によりさぬき市造田宮西に新しい石柱を設置しました。
高松商工会議所女性会では四国遍路世界遺産登録に向けた活動の一環として、平成24年より当NPO石柱設置事業にご賛同くださり、石柱設置を行っていただいています。NPOとしては四国全体で117基目となります。
除幕式には、高松商工会議所女性会 吉田会長と女性会メンバーのみなさま、飯田様、高松商工会議所 安藤専務理事、当NPOの松田理事長、宍戸事務局長が参加しました。




高松商工会議所女性会のみなさまと集合写真

設置場所は飯田桃園の加工工場が建設される場所で、ちょうど長尾寺と志度寺の中間地点です。

石柱は高さ75センチ、幅15センチです。

これからお遍路さんの新たな道しるべとして、役立ってくれることを願います。
NPOでは石柱の寄付をしていただける方、土地提供をしていただける方を募集中です。
事務局までお問い合せください。
高松商工会議所女性会では四国遍路世界遺産登録に向けた活動の一環として、平成24年より当NPO石柱設置事業にご賛同くださり、石柱設置を行っていただいています。NPOとしては四国全体で117基目となります。
除幕式には、高松商工会議所女性会 吉田会長と女性会メンバーのみなさま、飯田様、高松商工会議所 安藤専務理事、当NPOの松田理事長、宍戸事務局長が参加しました。




高松商工会議所女性会のみなさまと集合写真

設置場所は飯田桃園の加工工場が建設される場所で、ちょうど長尾寺と志度寺の中間地点です。

石柱は高さ75センチ、幅15センチです。

これからお遍路さんの新たな道しるべとして、役立ってくれることを願います。
NPOでは石柱の寄付をしていただける方、土地提供をしていただける方を募集中です。
事務局までお問い合せください。
2022年11月13日
第27回外国人のための四国八十八ヶ所遍路体験でお接待
2022年11月12日(土)に香川県国際課の主催で、在住外国人に歩き遍路を通して四国・香川の文化に対する理解を深めてもらおうと、第27回「外国人のための四国八十八ヶ所遍路体験」が開催されました。今回は外国人の方が11名、スタッフとあわせて合計24名の参加がありました。
今回はことでん屋島駅に集合し、84番屋島寺、85番八栗寺、86番志度寺を巡るコースです。
お遍路は当NPOの大先達 福田理事、事務局長、武田理事が同行し、お参りの仕方やお寺の説明を行いました。
中村節朗石材店さんの敷地をお借りして、当NPOスタッフでお接待をおこないました。
今回は屋島の源平合戦時に弁慶が作ったとされる「菜汁」風の具沢山味噌汁を用意しました。
大根、人参、さつま芋、ゴボウ、水菜など無農薬野菜やこだわりの味噌を使用し、愛情を込めて作りました!

いつもの手作り和三盆。台紙は屋島・八栗・志度と今回巡るお寺にしてみました。
この台紙は金盛わたるさんの版画を使用させていただいているのですが、よい記念になると好評です。

お菓子・ドリンクも。甘いもの食べて疲れを癒してくださいね。

オレンジジュースやココアが人気でしたね。

「おつかれさま。大変だったでしょう。たくさん食べてくださいね」と労いの声をかけながら味噌汁を渡す大西理事と奥様。
NPO会員のS様も流暢な英語で参加者さんをお接待場所やお手洗いに誘導して下さいました。


味噌汁は好評でおかわりされる方も。完売でした!

お味噌汁のお味はどうですかー?
「Good!」とこの笑顔いただきました!

国際課の外国人スタッフさんが和三盆を英語で説明して下さいました。

お接待後は参加者代表の方からスタッフへお礼の言葉。
「本日のお遍路体験に参加するのは3回目。今回のルートは約15kmで山を登ったり前回のルートよりきついのですが、仲間達の顔をみると疲れは見えません。それはきっとみなさまのおかげです。お接待というのはお遍路文化の大事な一部で今日受けることができでとても嬉しかったです。美味しいお汁とお菓子を食べて元気いっぱいです。これから志度寺までの道も頑張ります。今日はお接待ありがとうございました。」

流暢な日本語でお接待の感謝を伝えて下さり、スタッフ一同胸がいっぱいになりました。
五剣山をバックに記念撮影。笑顔が輝いてます

まだ先は長いですが、頑張れ~!いってらっしゃい!

爽やかな秋晴れの中、楽しい遍路体験になりましたね。長時間のウォーキングおつかれさまでした。
お遍路さんへ支援の手を差し伸べ、元気を与え、応援し、人と人の交流を深めてきたお接待文化は地域と共存し、大切に継承されてきました。
今回実際にお接待を体験することで、外国人の方もお接待文化やおもてなしの心に触れるよい機会になったのではないでしょうか。
文化の違う異国で生活し、働くというのは大変なことも多いと思いますが、香川で楽しく充実した毎日を過ごされるよう陰ながら応援しています。
最後に中村節朗石材店の奥様には場所の提供、準備など多くのご協力をいただき誠にありがとうございました。
今回はことでん屋島駅に集合し、84番屋島寺、85番八栗寺、86番志度寺を巡るコースです。
お遍路は当NPOの大先達 福田理事、事務局長、武田理事が同行し、お参りの仕方やお寺の説明を行いました。
中村節朗石材店さんの敷地をお借りして、当NPOスタッフでお接待をおこないました。
今回は屋島の源平合戦時に弁慶が作ったとされる「菜汁」風の具沢山味噌汁を用意しました。
大根、人参、さつま芋、ゴボウ、水菜など無農薬野菜やこだわりの味噌を使用し、愛情を込めて作りました!

いつもの手作り和三盆。台紙は屋島・八栗・志度と今回巡るお寺にしてみました。
この台紙は金盛わたるさんの版画を使用させていただいているのですが、よい記念になると好評です。

お菓子・ドリンクも。甘いもの食べて疲れを癒してくださいね。

オレンジジュースやココアが人気でしたね。

「おつかれさま。大変だったでしょう。たくさん食べてくださいね」と労いの声をかけながら味噌汁を渡す大西理事と奥様。
NPO会員のS様も流暢な英語で参加者さんをお接待場所やお手洗いに誘導して下さいました。


味噌汁は好評でおかわりされる方も。完売でした!

お味噌汁のお味はどうですかー?
「Good!」とこの笑顔いただきました!

国際課の外国人スタッフさんが和三盆を英語で説明して下さいました。

お接待後は参加者代表の方からスタッフへお礼の言葉。
「本日のお遍路体験に参加するのは3回目。今回のルートは約15kmで山を登ったり前回のルートよりきついのですが、仲間達の顔をみると疲れは見えません。それはきっとみなさまのおかげです。お接待というのはお遍路文化の大事な一部で今日受けることができでとても嬉しかったです。美味しいお汁とお菓子を食べて元気いっぱいです。これから志度寺までの道も頑張ります。今日はお接待ありがとうございました。」

流暢な日本語でお接待の感謝を伝えて下さり、スタッフ一同胸がいっぱいになりました。
五剣山をバックに記念撮影。笑顔が輝いてます


まだ先は長いですが、頑張れ~!いってらっしゃい!

爽やかな秋晴れの中、楽しい遍路体験になりましたね。長時間のウォーキングおつかれさまでした。
お遍路さんへ支援の手を差し伸べ、元気を与え、応援し、人と人の交流を深めてきたお接待文化は地域と共存し、大切に継承されてきました。
今回実際にお接待を体験することで、外国人の方もお接待文化やおもてなしの心に触れるよい機会になったのではないでしょうか。
文化の違う異国で生活し、働くというのは大変なことも多いと思いますが、香川で楽しく充実した毎日を過ごされるよう陰ながら応援しています。
最後に中村節朗石材店の奥様には場所の提供、準備など多くのご協力をいただき誠にありがとうございました。
2022年11月07日
2022年度第3回親子お遍路ウォーキングのご報告
2022年11月5日に第3回親子お遍路ウォーキングを開催しました。
今回は親子11組とスタッフの総勢47名で、76番金倉寺をスタートし、77番道隆寺を経て、78番郷照寺まで歩きました。
簡単に当日の様子を紹介させていただきます。
10時15分受付の後、出発式。
松田理事長より挨拶
「今日は晴天でよかったですね。親子で素晴らしい秋の一日を楽しんでいただければと思います。楽しく歩きましょう。」

スタッフ紹介、本日の注意事項説明の後ラジオ体操です。
今回は平地ですが、距離が長いのでしっかりストレッチしましょう。

金倉寺の本堂をバックに集合写真。
「やるぞー!」とやる気に溢れた子供達の笑顔が可愛いですね。

金倉寺を参拝。大先達福田さんから金倉寺や訶利帝母さまの説明も聞きました。


現在、71番から77番の七カ所参りでは「季節の御朱印」の授与と手水場に花を飾る「七カ所まいり 花めぐり」を開催中です。
秋らしい紅葉をあしらったデザインで墨の色が各お寺で違います。金倉寺はピンクで可愛いですね。

花手水も彩り豊かに季節の花を浮かべていて素敵。
この機会に季節限定の鮮やかな御朱印を集めてみてはいかがでしょうか。

さぁ、道隆寺に向けて出発!約4.1キロの道のりです。
今日は気温もちょうど良く、爽やかな風が吹いて歩いていても気持ちよかったですね。

道中、古くから残る道標に「昔はみんなが教育を受けられていたわけではないので、文字が読めない方でも方向が分かるよう指差しのマークを入れたものです」と福田さんからの解説を聞いて、感心していた子供達。
今はスマホですぐ位置情報が確認できますが、地図を持たない命がけの旅をしていた昔のお遍路さんにとってはこの道標だけが頼りだったわけですね。
道端にひっそりと佇む丁石や道標を見ると進むべき道は正しいのだと教えてくれているようで、一時の安堵感ともなっていたと思います。

11時50分 道隆寺到着!


道隆寺は「眼なおし薬師さま」として有名です。幼少の頃盲目だった丸亀京極藩の京極左馬造公が、
当寺の薬師如来に祈願したところ全快したという話が残っています。
また真っ赤な姿が目をひく「びんずるさま」も有名ですね。
びんずるさまの像をなで、その手で自分の悪いところをさすると病気が平癒すると言われています。

道隆寺の花手水。飾りが芸術的で見応えがあります。

昼食は道隆寺さんの境内でいただきました。昼食の後はお接待です。


いつもお接待を楽しみににしているという常連の男の子は「今日のお接待のおやつは何?」とキラキラの笑顔で聞いてくれます。
可愛いですね。そして、事務局は何が喜んでくれるかなと考える準備が楽しくもあり、ちょっとプレッシャー?笑
今回はシュガードーナツ、特製和三盆、ドリンク、お菓子を用意しました。
ドーナツはふわふわで美味しいからおかわりしたい!と好評でよかったです。

甘いもので疲れを癒して、最後まで頑張ってね!

代表の子供からお接待していただいた方にお礼をお伝えしました。

場所を提供いただいた道隆寺さん、お接待にご協力いただいた会員のみなさま、大坪理事、石井理事本当にありがとうございました。

美味しいお弁当とお接待でエネルギー補給した後は、郷照寺まで7.3キロを歩きます。

78番郷照寺に到着!
厄除けうたづ大師として有名で、厄除け祈願に訪れる人が絶えません。
高台に建っているので、境内からは宇多津の街並みと瀬戸大橋が望めました。
最高の景色ですね!

解散式では子供達に感想を発表してもらいました。
頑張った子供達に福田さんからお菓子のプレゼント。

記念撮影。よく頑張りました!

長時間のウォーキンお疲れさまでした!お楽しみいただけましたか。
次回は今年度の親子お遍路ウォーキングいよいよ最終回です。
このイベントでも初めてのコースである坂出駅~白峰寺を巡ります。
崇徳上皇のゆかりの地を巡りながら歩きましょう。きっと歴史の勉強にもなりますよ。
また11月26日に元気にお会いしましょう!
今回は親子11組とスタッフの総勢47名で、76番金倉寺をスタートし、77番道隆寺を経て、78番郷照寺まで歩きました。
簡単に当日の様子を紹介させていただきます。
10時15分受付の後、出発式。
松田理事長より挨拶
「今日は晴天でよかったですね。親子で素晴らしい秋の一日を楽しんでいただければと思います。楽しく歩きましょう。」

スタッフ紹介、本日の注意事項説明の後ラジオ体操です。
今回は平地ですが、距離が長いのでしっかりストレッチしましょう。

金倉寺の本堂をバックに集合写真。
「やるぞー!」とやる気に溢れた子供達の笑顔が可愛いですね。

金倉寺を参拝。大先達福田さんから金倉寺や訶利帝母さまの説明も聞きました。


現在、71番から77番の七カ所参りでは「季節の御朱印」の授与と手水場に花を飾る「七カ所まいり 花めぐり」を開催中です。
秋らしい紅葉をあしらったデザインで墨の色が各お寺で違います。金倉寺はピンクで可愛いですね。

花手水も彩り豊かに季節の花を浮かべていて素敵。
この機会に季節限定の鮮やかな御朱印を集めてみてはいかがでしょうか。


さぁ、道隆寺に向けて出発!約4.1キロの道のりです。
今日は気温もちょうど良く、爽やかな風が吹いて歩いていても気持ちよかったですね。

道中、古くから残る道標に「昔はみんなが教育を受けられていたわけではないので、文字が読めない方でも方向が分かるよう指差しのマークを入れたものです」と福田さんからの解説を聞いて、感心していた子供達。
今はスマホですぐ位置情報が確認できますが、地図を持たない命がけの旅をしていた昔のお遍路さんにとってはこの道標だけが頼りだったわけですね。
道端にひっそりと佇む丁石や道標を見ると進むべき道は正しいのだと教えてくれているようで、一時の安堵感ともなっていたと思います。

11時50分 道隆寺到着!


道隆寺は「眼なおし薬師さま」として有名です。幼少の頃盲目だった丸亀京極藩の京極左馬造公が、
当寺の薬師如来に祈願したところ全快したという話が残っています。
また真っ赤な姿が目をひく「びんずるさま」も有名ですね。
びんずるさまの像をなで、その手で自分の悪いところをさすると病気が平癒すると言われています。

道隆寺の花手水。飾りが芸術的で見応えがあります。

昼食は道隆寺さんの境内でいただきました。昼食の後はお接待です。


いつもお接待を楽しみににしているという常連の男の子は「今日のお接待のおやつは何?」とキラキラの笑顔で聞いてくれます。
可愛いですね。そして、事務局は何が喜んでくれるかなと考える準備が楽しくもあり、ちょっとプレッシャー?笑
今回はシュガードーナツ、特製和三盆、ドリンク、お菓子を用意しました。
ドーナツはふわふわで美味しいからおかわりしたい!と好評でよかったです。

甘いもので疲れを癒して、最後まで頑張ってね!

代表の子供からお接待していただいた方にお礼をお伝えしました。

場所を提供いただいた道隆寺さん、お接待にご協力いただいた会員のみなさま、大坪理事、石井理事本当にありがとうございました。

美味しいお弁当とお接待でエネルギー補給した後は、郷照寺まで7.3キロを歩きます。

78番郷照寺に到着!
厄除けうたづ大師として有名で、厄除け祈願に訪れる人が絶えません。
高台に建っているので、境内からは宇多津の街並みと瀬戸大橋が望めました。
最高の景色ですね!

解散式では子供達に感想を発表してもらいました。
頑張った子供達に福田さんからお菓子のプレゼント。

記念撮影。よく頑張りました!

長時間のウォーキンお疲れさまでした!お楽しみいただけましたか。
次回は今年度の親子お遍路ウォーキングいよいよ最終回です。
このイベントでも初めてのコースである坂出駅~白峰寺を巡ります。
崇徳上皇のゆかりの地を巡りながら歩きましょう。きっと歴史の勉強にもなりますよ。
また11月26日に元気にお会いしましょう!
Posted by 遍路とおもてなし at
07:04
│親子お遍路ウォーキング