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2022年05月17日

2022年度通常総会・シンポジウム&金盛わたる「高松版画展」について

2022年度通常総会・シンポジウム&金盛わたる「高松版画展」のご案内です。
ようやくチラシが完成しました~!会員のみなさまには総会資料とあわせてお送りしていますのでご確認ください。
今回のシンポジウムのテーマは「四国遍路道のいま」です。当NPO常任理事の松下直行さんが外国人遍路を中心とした現代遍路と18年の遍路路調査・地図製作について語ります。

同会場で、元大阪府副知事の金盛弥氏による遍路風景の版画展を開催します。へんろみちと札所の風景を250余りの版画で表現しています。
6月18日(土)11時からはオープニングセレモニーを予定しています。シンポジウムとあわせてお楽しみください。


●日 時:2022年6月18日(土)
●受付・開場:13:30~
●総会(NPO正会員のみ):14:00~14:30
●シンポジウム(どなたでもご参加可能):14:45~17:30
●定員:100名
●会 場:香川県文化会館 芸能ホール
香川県高松市番町1丁目10-39
●参加費:無 料(要事前申込)
詳細・申込みはこちら


●会期:2022年6月18日(土)~6月26日(日)
●時間:10時~17時(入場は16時30分まで)
●※18日はオープニングセレモニーのため11時開場、最終日である26日は16時閉場です。ご注意ください。
●観覧料:無料
●会 場:香川県文化会館2階展示室
●住 所:香川県高松市番町1丁目10番39号
詳細はこちら  

Posted by 遍路とおもてなし at 14:02シンポジウム

2021年06月14日

2021年度 通常総会・シンポジウムのご報告

2021年6月13日(日)に情報通信交流館 e-とぴあ・かがわ内のBBスクエアにて通常総会・シンポジウムを開催しました!
当日の様子はホームページをご覧くださいニコニコ

  

Posted by 遍路とおもてなし at 11:00シンポジウム

2021年05月18日

2021年度 通常総会・シンポジウムのご案内




詳細はホームページをご覧ください。

今回は香川県政策部文化芸術局文化振興課課長補佐の松本 和彦さんが四国遍路の世界遺産登録に向けた取り組みと地域コミュニティについて求められることをテーマに講演されます。
四国遍路世界遺産登録を目指す中で、地域コミュニティの一員であるみなさんやNPOが何をすべきか、みんなで考える機会にできればと思います。
シンポジウムはZoom配信がありますので、ご自宅からご参加が可能です。みなさまのご参加お待ちしています。

●日 時:2021年6月13日(日)
●受付・開場:13:30~
●総会(NPO正会員のみ):14:00~14:30
●シンポジウム(どなたでもご参加可能):14:45~17:30
●定員:50名
●会 場:高松シンボルタワー タワー棟5階(入口は4階です)
情報通信交流館 e-とぴあ・かがわ BBスクエア
香川県高松市サンポート2番1号
●参加費:無 料(要事前申込)
  

Posted by 遍路とおもてなし at 09:00シンポジウム

2020年11月16日

2020年度 NPOの活動報告・講演会のご報告

2020年11月14日(土)に情報通信交流館 e-とぴあ・かがわ内のクラスルームAにてNPOの活動報告・講演会を開催しました。
募集定員の20名にお集まりいただき、おかげさまで盛会のうちに終了することができました。
今回は初の試みとして会員のみなさまにZoomでの配信もおこないました。
全国より多数ご参加いただきました。スムーズな運営にご協力いただきありがとうございました。

会場の様子
参加者のみなさま、感染予防対策へのご協力誠にありがとうございました。




松田理事長の挨拶




事務局長による2019年度のNPO活動報告
石柱建立数、パリ「四国遍路展」の報告、外国人遍路サポートについて、親子お遍路ウォーキングなど各イベントの報告をおこないました。



講演会は愛媛大学法文学部教授、愛媛大学四国遍路・世界の巡礼研究センター長の胡光先生
「遍路日記の世界 江戸時代の旅人が見た四国」と題して、遍路日記に見る江戸時代の接待や宿、お土産の実態について講演されました。



福岡県立図書館に保管されていた「佐治家文書」の中から胡先生が佐治徳左衛門一行の遍路日記を発見され、
これまでほとんど紹介されなかった九州からの四国遍路の様子をまとめられています。
高齢の母親を含む7人での約90日間に及ぶ旅ですが、福岡県津屋崎村からスタートし、岩国の錦帯橋観光→広島の宮島観光→三津浜に上陸太山寺から四国遍路のスタート
→65番三角寺から奥の院金剛山遍照院 仙龍寺での宿泊(昔のお遍路さんは必ず奥の院を訪れていたようですよ)→75番善通寺から金毘羅開帳、芝居小屋見物など→83番一宮寺から松平家の菩提寺である法然寺参拝→徳島では鳴門の渦潮観光→土佐藩の遍路政策で大変だった高知を経て道後温泉を巡っています。(間省略してます)

88霊場だけでなく、別格霊場や弘法大師修行の地なども巡った上で観光スポットもしっかり押さえていて、豪商であった佐治家の観光要素のつよい信仰旅、今風に言えばセレブ遍路は面白く聞きごたえがありました。



時間的、金銭的に余裕のある旅だったからこそできたことかもしれませんが、
遍路日記の作者の記述が非常に細やかで、全ての受けたお接待内容と接待主まで書かれているのに驚きました。
お接待の内容で一番多いのは漬物など食料でしたが、髪結いやマッサージなどそれぞれ自分のできる範囲でお接待をし、遍路を受け入れる地元の方々は功徳を積んでいたようですね。
こうしたお接待文化が四国の人々の心の中に溶け込んでいき、現代まで引き継がれてきている。本当に素晴らしいことです。


さて、江戸時代遍路のお土産ランキング1位は何だと思いますか?

1位は大師御影(だいしみえい)で次は道後もぐさ(お灸)だそうです。
軽くて持ち運びに便利なものが人気だったとか。
遍路日記には香川の人には馴染み深い金毘羅さん門前のアメ屋の記述があり、江戸から令和の現代にも繋がる旅の様子がみてとれましたよ。


岩澤専務理事の閉会挨拶


令和の時代だからこそ、改めて江戸時代のお遍路さん、遍路の歴史について思いを馳せるよい機会となりました。
胡先生貴重な講演をありがとうございました。


江戸時代の遍路の様子をもっと詳しく知りたい!と思われた方にオススメの一冊が出版されました。
愛媛大学四国遍路・世界の巡礼研究センター編「四国遍路の世界」
Amazon、Kindleストアでも販売中です。四国遍路以外にもアジアの巡礼、ヨーロッパの巡礼の考察もありますよ。


以上、講演会の報告でした。
ご覧いただきありがとうございました。来年度の総会・シンポジウムもZoom配信をする予定です。
今後もオンラインを使用し、遠方の会員さまにもご参加いただけるような企画を考えていきたいと思います。
  

Posted by 遍路とおもてなし at 16:42シンポジウム

2019年06月20日

2019年 総会・シンポジウムのご報告

6月15日(土)第14回目総会・シンポジウムを丸亀町レッツホールで開催し、
約70名の会員・関係者にお集まりいただき、おかげさまで盛会のうちに終了することができました!



総会後のシンポジウムは「世界の四国遍路・四国遍路の世界」のテーマのもと、記念講演では徳島大学 教養教育院 准教授のモートン常慈氏が「四国遍路の魅力を世界に伝えたオリバー・スタットラー」と題して、
オリバースタットラーの偉大な功績を中心に、現代外国人遍路の実態や外国人の視点から見た四国遍路の魅力について講演されました。


また、武田健氏による「四国遍路の世界遺産登録活動についての意識調査」の研究発表がありました。
アンケートに基づいた県民の生の声を知ることが出来て興味深かったです。


当NPOの2018年度の活動報告の様子。


最後はモートン氏、当NPO理事の松下氏、通算3万人目の遍路大使で中華圏の遍路事情に精通している三村氏をパネリストに迎え、事務局長宍戸の司会によるパネルディスカッションをおこないました。
「外国人遍路について考える」と題して、外国人遍路の実態、対応・体制の不十分さ、言語の壁、その他問題点などが議論され、
四国側の受け入れ態勢の整備が今後の課題である等、パネラーの皆様から大変貴重なご意見をいただき、参加者の皆様と理解を深めることができました。




以上、総会・シンポジウムのご報告でした。

当NPOは皆さまのご理解とご支援により様々な活動を続けることができています。
平素よりご支援をいただいている多くの皆様に改めて心より感謝申し上げます。
皆様の想いを受け、これからも一層の遍路文化活性化に向けて精進してまいりたいと存じます。

ご覧いただきありがとうございました。

  

Posted by 遍路とおもてなし at 10:55シンポジウム