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2024年11月09日

高松東高校で和三盆の干菓子作り

東京から高松に戻り、高松東高校で生徒たちと一緒に和三盆の干菓子作りをしてきました。
この秋はありがたいことに、イベントが盛りだくさんです。

香川県立高松東高等学校では、2年生が総合探究の時間に四国遍路について学んでいます。
お遍路の歴史やお接待、観光イベントなど、さまざまなテーマごとに班に分かれ、調べ学習やお遍路体験を通して地域の活性化について考える活動を行っています。

前年に引き続き、親子お遍路ウォーキングと学校とのコラボ企画として5名の生徒が参加者にお接待する和三盆干菓子を、NPOスタッフと一緒に製作しました。
和三盆糖は適度に水を加えて湿らせ、ふるいにかけた後、木型にしっかりと押し込みます。
これが美しく仕上げるためのポイントです✨

高松東高校で和三盆の干菓子作り
高松東高校で和三盆の干菓子作り


生徒たちは初めてとは思えないほど上手に作ることができ、失敗したものはみんなのお口に(笑)
作りたての和三盆はホロッと口どけがよく、格別のおいしさです。お渡しする和三盆は、2週間ほど乾燥させる必要がありますので、作りたてを味わえるのは作り手の特権ですね。

高松東高校で和三盆の干菓子作り


今回使用した和三盆干菓子用の木型は、香川県の伝統工芸士である市原さんが彫刻刀で一つ一つ丁寧に手彫りしたものです。
市原さんは2006年に黄綬褒章を受章され、その高い技術が感じられる素晴らしい木型です。
NPOではお遍路さん・合掌、高校には校章・ハナミズキ・梅・松などのデザインの木型があります。
高松東高校で和三盆の干菓子作り


私自身、NPO活動を通して今までに約5,000個の和三盆干菓子を作ってきましたが、作るたびに市原さんの木型の美しさと技術の高さに感動し、この技術に恥じないよう心を尽くして和三盆干菓子を作っています。
お接待は、ただ渡す瞬間だけでなく、その準備に込められた気持ちも大切です。
そうした想いが生徒たちにも伝わることを願っています。
11月16日(土)の第3回親子お遍路ウォーキングでは、生徒たちがお遍路さんや参加者にお接待を行います

高松東高校で和三盆の干菓子作り


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Posted by 遍路とおもてなし at 16:41 │NPOニュース!